F-キット コハク酸

食品及び一般分析用試薬キット

F-キット コハク酸　製品情報

オーダーインフォメーション

カテゴリ 有機酸
製品番号 176 281 製品名 F-キット コハク酸
包装単位 11回 希望価格 価格表ダウンロード
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UV テスト

ワイン、果実、野菜製品、チーズ、液卵、全卵粉などの食品、生体試料(血清、血漿など)中のコハク酸の測定。

分析物

クエン酸/グリオキシル酸回路の代謝物として、コハク酸は動物、植物、微生物中に広く存在します。コハク酸は卵や卵製品の微生物的分解の特異的な指標です。コハク酸の分析は果実やチーズの熟成度の指標となります。

原理(1)


特異性

本法はコハク酸に特異的です。測定中に同じく反応するイタコン酸量は、食品中には非常に少ないため無視できます。

感度と測定限界

測定感度は試料量（v）が2.000mlの時の0.005吸光度に基づいています。これは（340nm）で測定した際の約0.15mg/l（試料溶液）のコハク酸濃度に相当します。

0.6mg/lの測定限界は、最大試料量（v）が2.000mlの時の吸光度変化量0.020（340nm）に由来します。

直線性

測定の直線性は約1μgコハク酸/アッセイ（0.6㎎コハク酸/試料溶液：v=2.000ml）から40μgコハク酸/アッセイ（0.4gコハク酸/試料溶液：v=0.100m1）の間にあります。

正確性

一つの試料を二重測定した場合、0.005から0.010の吸光度の違いが起きます。標準偏差値は測定範囲内で約1～2％です。

全卵粉の分析（2）：

x=11㎎/kg： r=6.8㎎/kg s(r)= ±2.4㎎/kg
R=12.1mg/kg S(r)= ±4.3mg/kg

干渉物/誤差の原因

クリープ反応が起こる。

キット内容

  1. グリシルグリシンバッファー.pH8.4.約6mg NADH
  2. 錠剤（それぞれ約0.75mg CoA.約0.7mg ITP.約0.3mgPEPを含む)
  3. 約250U PK.約230U LDH
  4. 約12U SCS

試料調製の一般的情報

  • 透明で、無色の実際的に中性の液体試料を直接、あるいは希釈後液量2.000mlまで使用してください。
  • 濁った溶液はろ過してください。
  • 二酸化炭素を含む試料は脱気(ろ過などで)してください。
  • 酸性試料はNaOHやKOH溶液でpHを8～9に調整してください。
  • 酸性で軽く色のついた試料はpHを8～9に調整し、約15分間インキュベートしてください。
  • 強く色のついた試料を希釈せず、多い液量で用いる場合は、ポリビニルポリピロリドン(PVPP)で処理してください。
  • 固形、半固形試料は砕くか、ホモジナイズし、水で抽出するか溶解してください。
  • 蛋白質を含む試料は過塩素酸、あるいはCarrez試薬で除蛋白してください。
  • 脂肪を含む試料は温水で抽出してください。

参考文献

  1. Michal, G., Beutler, H.-O., Lang, C. & Güntner. U. (1976) Enzymatic determination of succinic acid in foodstuffs, Z.Anal.Chem. 279, 137 -138
  2. Amtiche Sammlung von Untersuchungsverfahren nach §35 LMBG; Untersuchung von Lebensmitteln: Bestimmung von L-Milchsäure, Bernsteinsäure und D-3-Hydroxybuttersäure in Ei und Eiprodukten (L 05.00-2/November 1987)
  3. European Community: Council Directive of 20. June 1989 on hygiene and health problems affecting the production and the placing on the market of egg products (89/437/EEC), Official Journal No. L 212, 22/07/89 P.0087
  4. Schweizerisches Lebensmittelbuch, Kapitel 30A (Wein aus Trauben)/6.8 (1994)