カテゴリ | 有機酸 | ||
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製品番号 | 139 068 | 製品名 | F-キット L-リンゴ酸 |
包装単位 | 30回 | 希望価格 | 価格表ダウンロード |
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果実、野菜製品、フルーツジュース、ビール、ワインなどの食品、化粧品、医薬品(溶液、注入液)、生体試料中のD-リンゴ酸の測定。
クエン酸回路の成分であるL-リンゴ酸は動植物、微生物において重要な物質で、果実の酸のもっとも重要なものの一つです。
L-リンゴ酸は生物工学的に、フマル酸に水を付加するフマラーゼを用いた酵素法で製造されます(化学的に合成した場合、ラセミ体であるD-/L-リンゴ酸が製造されます。)
L-リンゴ酸の微生物による分解でL-乳酸が形成されますが、これはワインの製造にとって好ましくない反応(malto-lactic fermentation)です。
本法はL-リンゴ酸に特異的です。D-リンゴ酸、L-乳酸、L-アスパラギン酸、フマル酸は反応しません。
測定感度は試料量(v)が1.000mlの時の0.005吸光度に基づいています。これは(340nm)で測定した際の約0.25mg/l(試料溶液)のL-リンゴ酸濃度に相当します。
0.5mg/lのD-リンゴ酸の測定限界は、最大試料量(v)が1.000mlの時の吸光度変化量0.010(340nm))に由来します。
測定の直線性は0.5μg L-リンゴ酸/アッセイ(0.5mg L-リンゴ酸/l 試料溶液:v=0.100ml)から35μg L-リンゴ酸/アッセイ(0.35g L-リンゴ酸/l試料溶液:v=0.100ml)の間にあります。
一つの試料を二重測定した場合、0.005から0.010の吸光度の違いが起きます。
標準偏差値は測定範囲内で約1~2%です。
GOT中の痕跡のGlDHは試薬依存的クリープ反応の原因となりますが、外挿法で消去できます。あるいはより良い方法は、ブランクと試料の吸光度を直ちに入れ換えて測定することです。