カテゴリ | 有機酸 | ||
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製品番号 | 1 215 558 | 製品名 | F-キット D-リンゴ酸 |
包装単位 | 11回×3 | 希望価格 | 価格表ダウンロード |
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果実、野菜製品、フルーツジュース、ワインなどの食品、医薬品、生体試料中のD-リンゴ酸の測定。
D-リンゴ酸は実際には天然に無く、いくつかの微生物の代謝産物としてのみ存在します。
圧搾したばかりのフルーツジュースでは、検出限度でD-リンゴ酸が見られます。それ故、果物やフルーツジュースでの法的な限度は10mg/lが推奨されます。
D-リンゴ酸は、化学的に調製される(ラセミ体である)D-/L-リンゴ酸の成分です。
実際、天然製品はD-リンゴ酸が含まれませんので、D-リンゴ酸の検出はD-/L-リンゴ酸の添加の指標となります。
D-リンゴ酸は迅速に反応します。D-MDH(decarb)の副次活性は、かなりの低率でL-酒石酸と反応します。
少量の酒石酸はクリープ反応の原因となるが外挿法で消去できます。多量の酒石酸はカルシウム塩の形で除去します。
測定感度は試料量(v)が1.800mlの時の0.005吸光度に基づいています。これは(340nm)で測定した際の約0.2mg/l(試料溶液)のD-リンゴ酸濃度に相当します。
0.35mg/lのD-リンゴ酸の測定限界は、最大試料量(v)が1.800mlの時の吸光度変化量0.010(340nm)に由来します。
測定の直線性は1μg D-リンゴ酸/アッセイ(0.35mg D-リンゴ酸/l 試料溶液:v=1.800ml)から50μg D-リンゴ酸/アッセイ(0.5g D-リンゴ酸/l試料溶液:v=0.100ml)の間にあります。
一つの試料を二重測定した場合、0.005から0.010の吸光度の違いが起きます。
標準偏差値は測定範囲内で約1%です。
r=0.05・Xi R=0.10・Xi
Xi=D-リンゴ酸の量(g/l)
食品の成分は一般的に測定に干渉しません。試料中のタンニンは反応速度を遅くします。2-オキソグルタル酸はクリープ反応を引き起こすが、外挿法で消去できます。
もし植物色素によるクリープ反応が見られたら、試料のアッセイを試料ブランクに対して測定します。