カテゴリ | 有機酸 | ||
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製品番号 | 979 732 | 製品名 | F-キット ギ酸 |
包装単位 | 21回 | 希望価格 | 価格表ダウンロード |
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果物、野菜製品、パン製品、酢、はちみつ、ワイン、魚、肉製品などの食品、紙及び生体試料(尿等)中のギ酸の測定。
ギ酸は多くの生物的反応で代謝物として発生します。血液、尿、筋肉中にも見出されます。
ギ酸はメタノールやホルムアルデヒドの酸化物質であり、尿中のギ酸濃度はメタノール中毒やホルムアルデヒド暴露の検出の指標となりうるものです。
低濃度のギ酸は防菌・防カビ効果を持つので食品の防腐剤として使用できます(法的規制について考慮の必要があります)。
カビはその代謝物としてギ酸を生成するものが多く、ギ酸測定が例えば試料の分解の程度を示す指標にもなります。
この方法はギ酸に特異的です。酢酸、プロピオン酸、シュウ酸、L-アスコルビン酸は測定に影響を与えません。
測定感度は試料量(v)が2.000mlの時の0.005吸光度に基づいています。これは(340nm)で測定した際の約0.05mg/l(試料溶液)のギ酸濃度に相当します。
0.2mg/lの測定限界は、最大試料量(v)が2.000mlの時の吸光度変化量0.020(340nm)に由来します。
測定の直線性は0.4μgギ酸/アッセイ(0.2mgギ酸/l試料溶液:v=2.000ml)から20μgギ酸/アッセイ(0.2gギ酸/l試料溶液:v=0.100ml)の間にあります。
一つの試料を二重測定した場合、0.005から0.010の吸光度の違いが起きます。
標準偏差値は測定範囲内で約1~2%です。
r=0.01g/100g s(r)=±0.004g/100g
R=0.02g/100g S(r)=±0.007g/100g
試料中の還元物質(亜硫酸など)は反応率を滅少させます。ホルムムアミドは反応を阻害します。L-アスコルビン酸は分析に干渉しません。