カテゴリ | 有機酸 | ||
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製品番号 | 409 677 | 製品名 | F-キット L-アスコルビン酸 |
包装単位 | 21回 | 希望価格 | 価格表ダウンロード |
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果物、野菜製品、ビール、ワイン、ミルク、肉製品、小麦粉などの食品、動物飼料、医薬品(ビタミンの処方、鎮痛剤、解熱剤)、生体試料(血清、尿等)中のL-アスコルビン酸の測定。
L-アスコルビン酸は、量は異なりますが全ての動物、植物細胞に存在します。ヒトは自身ではL-アスコルビン酸を合成できず、外部からの供給源(ビタミンC)、通常は主に果物や野菜に頼っています。
技術的な理由で、L-アスコルビン酸は食品の抗酸化剤として使用されています。L-アスコルビン酸は相対的に“敏感”な物質であり、その分析は果物や野菜を原材料とする食品製造過程の品質の評価に有用です。
L-アスコルビン酸はいくつかの医薬品、例えばビタミン製品や鎮痛剤の製造の成分として用いられます。
また動物飼料の添加剤として用いられます。
測定条件下ではこの方法はL-アスコルビン酸に特異的です。
合成によって製造され抗酸化剤として使用されるD-アラボアスコルビン酸(イソアスコルビン酸)は遅い速度ですが反応します。
測定感度は試料量(v)が1.600mlの時の0.005吸光度に基づいています。これは(578nm)で測定した際の約0.1㎎/l(試料溶液)のL-アスコルビン酸濃度に相当します。
0.3mg/lの測定限界は、最大試料量(v)が1.600mlの時の吸光度変化量0.015に由来します。
測定の直線性は0.5μg L-アスコルビン酸/アッセイ(0.3mg L-アスコルビン酸/l試料溶液:v=1.600ml)から20μg L-アスコルビン酸/アッセイ(0.2g L-アスコルビン酸/l試料溶液:v=0.100ml)の間にあります。
一つの試料を二重測定した場合、0.005から0.010の吸光度の違いが起きます。標準偏差値は測定範囲内で1~3%です。
食品の成分は通常測定に干渉しません。高濃度のアルコールとD-ソルビトールは反応速度を遅くします。
大量の亜硫酸はフォルムアルデヒドを加え除去しなければなりません。シュウ酸は酵素AAOを阻害します。
金属、亜硝酸イオンはL-アスコルビン酸を徐々に分解します。
※本法は、MEBAK により推奨されています。