E-キット Liquid 総亜硫酸

自動分析装置等適用及び用手法キット [ 液状試薬、スタンダード別売 ]
食品およびその他の試料中の総亜硫酸の吸光度定量用試薬

E-キット Liquid 総亜硫酸 製品情報

オーダーインフォメーション

カテゴリ その他
製品番号 E8600 製品名 E-キット Liquid 総亜硫酸
ENZYTEC Liquid SO2-Total
包装単位 100回 測定用 希望価格 価格表ダウンロード
測定法 UV法 保存方法 要2~8℃保存
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F-キット(725854)とE-キット(E6275)・Liquid(E8600)の比較-概要

製品 F-キット E-キット E-キット Liquid
製品番号 725854 E6275 E8600
試薬容量 30 テスト 30 テスト 100 テスト
測定原理 亜硫酸オキシダーゼ (SUOX)、NADH ペルオキシダーゼ (NADH-POD)を用いた酵素反応 亜硫酸に特異的な発色剤を用いた比色定量法
公定法 薬局方 (JP, EP, USP) の精製白糖中の亜硫酸塩の測定法に準拠
EPではE6275の使用が可能であることを確認ずみ (Monograph No.0204)
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試薬 バッファー(そのまま使用)
NADH(0.4mg/錠)
NADH-POD: 0.3 mL (10U/mL)
SUOX: 1.6 mL (2.5 U/mL)
R1: バッファー
R2: 発色剤
R3: 標準品 (SO2=150 mg/L)
両試薬ともそのまま使用でき、開封後も安定
測定手順
(標準法)
上記PDF参照
直線性 300 mg/L (試料 = 0.100 mL)
LoD 0.3 mg/L
(v = 2 mL, ΔA = 0.020)
LoQ 3.1 mg/L 2.2 mg/L
(v = 0.5 mL, ΔA = 0.050)

E-キットLiquid 亜硫酸 (E8600)のF-キットに対する評価

a) ラボでの評価手順
E-キットLiquidのバリデーションを行う場合、以下の手順にしたがってください:
▪ 当日ラボで調製したQCサンプルを使って回収率を求める。標品にはメタ重亜硫酸ナトリウム(ピロ亜硫酸ナトリウム) Na2S2O5を使うことを推奨する。亜硫酸ナトリウムNa2SO3よりも安定である。また、グルタルアルデヒド2重亜硫酸   ナトリウム付加物 (CAS 7420-89-5、Sigma-Aldrich 製品番号 108790) は数か月安定であり、使用を推奨する。
▪ ルーチン測定している試料を対象に、100テストを使い切るまで両方のキットで測定する(方法間の比較)。
▪ 試料の前処理はF-キットで測定するときの方法で行い、調製した同一の試料を両方のキットで測定する。  (試料量は100μL)
▪ 試料中での安定性による影響を避けるため、両キットによる測定は同時に行う。(特に、アセトアルデヒド、酢酸、アンモニア、アスコルビン酸、エタノール、亜硫酸は試料中の安定性が問題となる。)
その他の項目(直線性、精度、再現性など)のバリデーションを行う場合、さらにキットを追加する必要があります。
b) R-Biopharm社内における評価結果
グルタルアルデヒド2重亜硫酸ナトリウム付加物 (CAS 7420-89-5)を使って求めた回収率
▪ 回収率:100 ± 5 %(Na2S2O5またはNa2SO3を使用した場合、回収率が下がる可能性があります。)
▪ 注意:この回収率は E-キットLiquidの仕様に定められた値であり、すべてのロットで保証されます。
ワインおよびフルーツジュース中の総亜硫酸のE-キットLiquid 亜硫酸 (E8600)と通気蒸留法による測定の比較

E-キットLiquid 亜硫酸 (E8600)と通気蒸留法での測定値の相関係数は97.7% であった。 なお、相関係数は測定する試料によって異なることがあります