E-キットLiquid グリセロール

食品およびその他の試料中のコレステロールの吸光度定量用試薬
自動分析装置等適用及び用手法キット [ 液状試薬、スタンダード別売 ]

E-キットLiquid グリセロール 製品情報

オーダーインフォメーション

カテゴリ その他
製品番号 E8360 製品名 E-キットLiquid グリセロール
ENZYTEC Liquid Glycerol
包装単位 50回 希望価格 価格表ダウンロード
測定法 UV法 保存方法 要2~8℃保存
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F-キット(148270)とE-キットLiquid(E8360)の比較-概要

製品 F-キット E-キット Liquid
製品番号 148270 E8360
試薬容量 33 テスト 50 テスト
測定原理 グリセロールキナーゼ (GK)、ピルビン酸キナーゼ (PH)、L-乳酸脱水素酵素 (L-LDH) を用いる酵素法
Glycerol + ATP-GK→ L-glycerol-3-phosphate + ADP
    ADP + PEP-PK→ ATP + Pyruvate
    Pyruvate + NADH + H+- L-LDH → L-lactate + NAD+
はグリセロールキナーゼ (GK)、ADP依存性ヘキソキナーゼ (ADP-HK)、グルコース-6-リン脱水素酵素 (G6P-DH) を用いる酵素法
   Glycerol + ATP-GK→ L-glycerol-3-phosphate + ADP
    ADP + D-glucose-ADP-HK→ glucose-6-phosphate + AMP
    Glucose-6-phosphate + NAD+- G6P-DH → 6-phosphoglucono-δ-lactone + NADH + H+
定量値の計算 エンドポイントの吸光度からランベルト・ベールの式を用いて定量値を求める *1
試薬 ▪ Vial 1 = 緩衝液, NADH, PEP(粉末)
▪ Vial 2 = PK / L-LDH (懸濁液)
▪ Vial 3 = GK (懸濁液)
▪ R1 = 緩衝液, NAD (50 ml x2本)
▪ R2 = GK, ADP-HK, G6P-DH (12.5 ml x2本)
調製後の試薬の
安定性
Vial 1 = わずか4日 すべての試薬は調整済みの溶液で、開封後も安定
コントロール コントロールはキットに含まれる コントロールは別売
E8440 マルチ糖類スタンダード(低濃度)
測定手順
(標準法)
上記PDF参照
直線性 400 mg/L (試料 = 0.100 mL) 800 mg/L (試料 = 0.100 mL)
LoD 0.4 mg/L 0.5 mg/L
(v = 1 mL, ΔA = 0.010)
LoQ 4.4 mg/L 3.8 mg/L
(v = 0.5 mL, ΔA = 0.050)
*1 Excelテンプレートを配布しています

E-キットLiquid グリセロール (E8360) のF-キットに対する評価

a) ラボでの評価手順
E-キットLiquidのバリデーションを行う場合、以下の手順にしたがってください:
▪ 同一の試料をF-キットグリセロールとE-キットliquidグリセロール (E8360、50テスト) を使って併行して測定する。
▪ 回収率を求めるには E-キットLiquidマルチ糖類スタンダード (低濃度) (E8440)を使用する。
▪ ラボで定めたQCサンプルがある場合、それを使って回収率を比較する。
▪ ルーチン測定している試料を対象に、50テストを使い切るまで両方のキットで測定する(方法間の比較)。
▪ 試料の前処理はF-キットで測定するときの方法で行い、調製した同一の試料を両方のキットで測定する。(試料量は100μL)
▪ 試料中での安定性による影響を避けるため、両キットによる測定は同時に行う。
(特に、アセトアルデヒド、酢酸、アンモニア、アスコルビン酸、エタノール、亜硫酸は試料中の安定性が問題となる。)
その他の項目(直線性、精度、再現性など)のバリデーションを行う場合、さらにキットを追加する必要があります。
b) R-Biopharm社内における評価結果
E-キットLiquid マルチ糖類スタンダード (低濃度) (E8440)を使って求めた回収率
▪ 回収率:100 ± 5 %
▪ 注意:この回収率は E-キットLiquidの仕様に定められた値であり、すべてのロットで保証されます。

さまざまな試料(ビール、フルーツジュース、化粧水、石鹸、歯磨き粉、タバコ、ワイン)を測定範囲内になるよう希釈して測定した。 両キットにおける測定値は良く相関し、相関係数は99.9% (Passing-Bablock fit)であった。 なお、相関係数は測定する試料によって異なることがあります。