カテゴリ | その他 | ||
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製品番号 | E5390 | 製品名 | E-液状キット アンモニア ENZYTEC fluid Ammonia |
包装単位 | 10回×4本 測定用 | 希望価格 | 価格表ダウンロード |
測定法 | UV法 | 保存方法 | 要4℃保存 |
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グルタミン酸デヒドロゲナーゼ(GLDH)を用いた酵素UV試験法
本測定キットに含まれる清澄化試薬により、ミルクの試料を10倍希釈(1:10)することにより、直ぐに測定ができます(試料の調製法および測定法の項を参照下さい)。
コンタミを避け、+4℃で保存した場合、試薬類は表示の有効期限の月末まで安定です。凍結はしないで下さい。
試薬類および標準液はそのまま直ぐに使用できます。
蒸留水(無菌状態で重金属を含有してない)および一般的な実験用器具を使用します。
R1 | 4×20.0 ml |
バッファー ADP GLDH 清澄化用試薬 |
pH7.8 0.75mmol/l ≥30KU/l |
R2 | 4×5.0 ml |
NADH | ≥1.3mmol/l |
R3 | 4×5.0 ml |
バッファー 2-オキソグルタール酸 |
pH8.0 60mmol/l |
波長:340nm、Hg334nm、Hg365nm
光路長:1.00cm
温度:室温(+20℃~)/+37℃
測定対照:水
以下の手順に従って手動で測定する場合、試薬ブランクは試験のたびに測定し、結果の計算には試料の測定値から差し引いてください。試料ブランクは試料それ自身に測定への影響が考えられる時にのみ設定してください。
試料 ブランク (RB) |
試料 | 試料 ブランク (SB) (SBは必要に 応じ使用) |
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試料/コントロール 蒸留水 R1 R2 |
- 100μl 2000μl 500μl |
100μl - 2000μl 500μl |
100μl - 2000μl 500μl |
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混和し、+37℃5分、あるいは室温(+20℃~)15分経過後、吸光度(A1)を測定します 次いでR3を添加します |
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R3 蒸留水 |
500μl - |
500μl - |
- 500μl |
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混和し、反応終了まで待って(;37℃5分、あるいは室温(+20℃~)約15分経過後)吸光度(A2)を測定します |
注)
R1とR2は予め混合し1種類の試薬のようにして使用します。R1を4部、R2を1部(例 R1 20ml+R2 5ml)混合し、混合液2500μlを測定に使用します。混合液は+4℃で1週間安定ですが、光を遮蔽しておく必要があります。
RBを使用して測定した場合:
ΔA=(A2-df×A1)試料-(A2-df×A1)RB
SBを使用して測定した場合:
ΔA=(A2-df×A1)試料-(A2-df×A1)SB-(A2-df×A1)RB
df;吸光度測定用に行った希釈、および反応液量を
考慮した係数で、
df=(試料液量+R1+R2)/(試料液量+R1+R2+R3)=0.839
となります。
従って計算式は以下のようになります。
Cアンモニア[g/l 試料液量]=V×MW×ΔA/ε×d×v×1000
V(終量)(反応液量)=3100[μl]
MW(分子量)=17.03[g/mol]
d(光路長)=1.00[cm]
v(試料液量)=100[μl]
ε(NADHの吸光係数)[ mmol-1×cm-1]: 340nm=6.3、334nm=6.18、365nm=3.4
よって、定量結果は以下のように計算されます。
340nm:Cアンモニア[g/l]=0.0838×ΔA
334nm:=0.0854×ΔA
365nm:=0.1553×ΔA
上記の係数はパラメータを変更した場合(例えば試料液量等)、再計算をし直してください。
試料の調製において、分析試料を希釈した場合は、これに希釈率を掛けてください。
Cアンモニア[g/100g]=(Cアンモニア[g/l 試料液量] /秤量試料[g/l 試料液量])×100
自動吸光度測定システム用、ならびに精度および正確度管理用内部標準用として、新鮮なコントロールを調製する必要があります。硫酸アンモニウム25mg(分子量=132.1)を100ml容メスフラスコに正確に秤取し、蒸留水を加えて溶解後、更に標線まで加えて液量を100mlに調節します。アンモニアの濃度として64mg/lとなります(24mg秤取した場合は、24×64/25=61.4mg/lとなります)。コントロールは常に新鮮なコントロールを使用します。