変異解析手法をもちいた各種分析論文例

タイトル要約
高分解融解曲線解析によるマルチプレックスアンプリコンジェノタイピング
Multiplex Amplicon Genotyping by High-Resolition Melting
Michael T. Seipp, et al.
Journal of Biomolecular Techniques 2009, 20, 160

Michael T. Sepp, Jacob D, Durtschi, Karl V. Voelkerding and Carl T. Wittwer.
1ARUP Institute for Clinical and Experimental Pathology and 3ARUP Laboratories, Salt Lake City, Utah 84108;and2Department of Pathlogy, Univercity of Utah] Medical School, Salt Lake City, Utah 84132

高分解融解曲線解析は、一般的なPCRプライマーと飽和DNA色素のみ使用するジェノタイピングのための簡便な手法である。一色法でのマルチプレックス・アンプリコンジェノタイピングが報告されているが、2種類の機器(カローセル型ラピッドサイクラーとキャピラリー用高分解融解装置)が必要であった。検体キャピラリーを機器間で移し替え、それぞれのキャピラリーを順次0.1℃/sで融解測定するためスループットが限られた。

本報では、ラピッドサイクルリアルタイムPCRと高分解融解を組み合わせた機器 [LightScanner-32 (LS-32), Idaho Technology, Salt Lake City, UT]によるマルチプレックスジェノタイピングについて報告する。
栓友病に関わる主な4つの変異、F5(第V因子ライデン1691G>A)、F2(プロトロンビン20210G>A)、メチレンテトラヒドロ葉酸還元酵素(MTHFR 1298A>C、および677C>T)についてジェノタイピングした。反応と測定によるマイナーな差異を補正するための内部コントロールを加えてPCRをした反応液をそのまま測定した。

40サイクルのPCRを9.2分で終え、キャピラリー各々の融解測定は0.3℃/s(以前の3倍)で2.2分であった。試料量は20μlから10μlに減らすことができた。109検体(436のジェノタイプ)のブラインドテストでは標準法と完全に一致する結果が得られた。さらに、稀な変異であるMTHFR 1317T>Cが存在するときは、これを正しく同定した。LS32では手作業、分析時間、コストが減り、高分解融解曲線解析がさらに簡便になる。LS32はマルチプレックスアンプリコンジェノタイピングに必要な分解能を備えている。

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