変異解析手法をもちいた各種分析論文例

タイトル要約
高分解融解曲線解析法によるハイスループットでのジェノタイピングおよび変異スキャニングの
同時実行の方法およびそのバリデーション
Description and Validation of High-Throughput Simultaneous Genotyping and Mutation Scanning by High-Resolution Melting Curve Analysis.
Tu Nyuyen-Dumont, et al.
Human Mutation 2009, 30, 884
TÚNguyen-Dumont,1 Florence Le Calvez-Kelm,1 Nathalie Forey,1 Sandrine McKay-Chopin,1 Sonia Garritano,1 Lydie Gioia-Patricola,1 Deepika De Silva,2 Ron Weigel,2 Breast Cancer Family Registries(BCFR), Kathleen Cuningham Foundation Consortium for research into Familial Breast cancer (kConFab), Suleeporn Sangrajrang,3 Fabienne Lusueur,1 and Sean V. Tavtigian,1*
  1. International Agency for Research on Cancer(IARC), Lyon, France;
  2. Idaho Technology, Inc., Salt Lake City, Utah,
  3. Research Division, National Cancer Institute, Bangkok, Thailand
For the Focus Section on HRMA Technology
Received 4 Sept. 2008 accepted revised manuscript 11 Nov. 2008
Published online 4 April 2009 in Wiley InterScience(www.interscience.wiley.com).
D01 10.1002/humu.20949

遺伝子変異スキャニングに使われる高分解融解曲線解析法(HR-melt)は効率的な感度の高い配列変異の検出法である。しかしながら、変異をスキャンするアンプリコンの内部に一般的なSNPが存在すると融解曲線の型によるサンプルのクラスター分けが妨害されるため、結果の解釈が困難になり、シークエンシングによる確認を要するサンプルが増えることが考えられる。

高分解融解法により遺伝子スキャンとジェノタイピングを同時に行うプロトコールが報告されている。本報では、大規模症例対照研究にこの方法を用いると感度と効率が上げられることを示す。

変異スキャンを妨害する、標準的なSNPを含むATMの2つのエキソンについて、国際的な乳がん関連遺伝子の研究のための1356検体をスクリーニングした。SNPに特異的な非標識プローブを添加してアシンメトリックPCRを行った。

カスタマイズしたHR-meltソフトウェアによって、プローブとターゲットの融解曲線により検体をSNPの型で分類した。この方法により、頻度の少ない変異および未知の変異の同定が改善され、シークエンスによる確認作業が大幅に減少した。また、一本のプローブでタンデムなSNPをジェノタイピングすることができた。HR-meltは迅速、効率的、経済的な方法で、ハイスループット変異スクリーニング研究、および臨床での遺伝子診断にも使える。

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